2014年2月27日木曜日

学生紹介 : 若井麻奈美(修了生)




Q お名前と作品名を教えてください。
A   若井麻奈美      作品は「ひとりぼっちのヒーロー 」

Q 作品をつくるときになにを一番重視していますか?
A お話に納得感があるのかどうかを気にしながらつくっています。


Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?
A 野菜を切ったり、煮込んだりしていました。



Q 制作をしながら聴いていた音楽や映像はありますか?
A 制作の最後のほうには宇宙に関するテレビ番組の音を
聴きながら作業をしていました。



Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか?
A 一年次制作締め切り前日の夜遅くに、宅配ピザが届きました。
届いたピザは、この一切れは357円、こちらは280円といったふうな形で
細かくカット、計算され、一切れ食べるごとに自己申告課金制というルールのもと
突然のピザタイムがはじまったのです。
締め切り前の、混沌とした時間の中で
みなピザ一切れをしげしげとながめ「これは350円か…」
「さきほど270円のピザを食べ、そして今340円のピザを持っている
つまり合計で610円というわけか…まだいけるな…」などと言い
にこにことしながら楽しそうにピザを食べたあの時間は非常に印象に残っています。


Q 自分に足りないと思うものはありますか?
 あらゆるものが足りていなくて困っているのですが
ひとつ挙げるとしたら、みんながはしゃいでいるときに
自分もはしゃごうとする心意気とそれに伴う覚悟です。


Q こだわりのツールは何ですか?
A こだわるものはとくにありませんが
photoshopとペンタブがなくなったらどうなるかわかりません。
 


Q 五年前どこにいて、なにをしていましたか?
A 五年前は多摩美術大学に通っていました。
講義が終わるとすぐに家に帰っていました。


1、恥ずかしくて情けなくて涙なしには語れない話を教えてください。
A 去年親知らずを抜きました。
歯が抜けた瞬間はそのあまりの衝撃になにも言えず
ただガタガタと震えていました。
歯医者の「抜けた歯を持ち帰りますか?」という質問に
放心状態のまま頷き、しばらくして手元に届いた
透明の袋に包まれた親知らずに目をやった瞬間
あまりの情けなさと謎の無念さに泣きました。
20年くらい私の口の奥のほうにいた奥歯が
このように白くて透明な紙にパッキングされた情けなさ、
切なさ恥ずかしさ安堵感その他もろもろ
今は部屋に奥歯を飾ってたまに眺めては
よくわからない神妙な面持ちになる日々です。


Q 自分を動物に例えるなら犬派?猫派? 
A いま犬を飼っているのですが、どうやら犬は外に出ることが嫌いなようです。
以前猫を飼っていたときには、猫は自分から外に飛び出して大暴れをしていた記憶があります。
そういった意味で犬派だと思います。


Q あなたがいま行きたい場所はどこですか?
A ここはとても優しくて安らかな場所でした。
ですのでいまはどこか険しいところに行ってみたいと思います。



ありがとうございました。
若井麻奈美さんの作品「ひとりぼっちのヒーロー」はプログラムBにて上映いたします。プログラムBは、3月7日から三日間、横浜の馬車道校舎で上映となっています。

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